熊本大学薬学部
 
  トップページ / 今月の薬用植物 / バックナンバー一覧 / バックナンバー
ワード検索
今月の薬用植物 今月の薬用植物トップ
バックナンバー薬用植物園

1997年2月

せりばおうれん
きんぽうげ科(Coptis japonica var. dissecta)


 
2月の中旬ごろに薬草園の片隅で白い小さな花を咲かせる.葉がなく,花だけを日陰で咲かせるので,気がつかないことが多い.熊本では,北阿蘇の小国の杉林の下に自生する.根茎は生薬で黄連といい,黄連と同じ成分が入っている黄柏(キハダの皮)と共に,苦味健胃整腸を目的に民間薬で用いる.漢方では,上半身の炎症,精神不安,心下部の痞などに,黄連解毒湯,三黄瀉心湯,女神散などに配合される.

(97/2 生薬学研究室 矢原)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

トップページへ戻る


 
当ウェブサイトの著作権は、熊本大学薬学部に属します。 掲載内容および画像などの無断転載を禁止します。
熊本大学ホームページへ 医学薬学研究部へ サイト案内