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1996年10月

とりかぶと
きんぽうげ科(Aconitum carmichaelii)


 
北半球の暖帯から寒帯にかけて広く分布する多年草。薬草園では10月に入り青紫色の見事な花をつける。九州の山々でも花が見られる(タンナトリカブト)。全草に毒があるので注意。特に地下部が強く,矢毒などに用いられた。知覚神経の麻痺を起こす。地下部を噛ると,ふぐを食べてしびれた時と同じ感覚になる。漢方薬では,生薬名で附子(ブシ),烏頭(ウズ)などと言い,身体の弱った人の,新陳代謝を改善するのに用いる。素人の使用は禁物,薬剤師,医師に相談すること。詳しくは薬草園へ。

(生薬学研究室 矢原)

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