熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

バラ科
Rosaceae
ダマスクバラ
Rosa damascena Mill.
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ダマスクバラ
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  • ダマスクバラ
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英名
Damask rose
中国名
突厥薔薇
花期
4~5月
生薬名
ローズ油
薬用部位

花から抽出した精油

成分

モノテルペン(geraniol, (-)-citronellol),フェニルエタノイド(phenylethyl alcohol)

化学構造式

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  • ダマスクバラ 化学構造式1
  • ダマスクバラ 化学構造式2
  • ダマスクバラ 化学構造式3
産地と分布

野生品が無いため由来は不明だが,Rosa gallicaが絡んだ雑種であると推測されている.

植物解説

落葉低木.樹高2 m.枝に鉤状のトゲと剛毛が多い.葉は羽状複葉,小葉は5~7個で鈍頭楕円形,帯白緑色でしわがある.花は散房花序をなし,八重で白,桃色,赤のほか,紅白斑の半八重などがある.

薬効と用途

多くの園芸品種が作られており,19世紀以前のヨーロッパの栽培バラの一つの系統となった.香りが強いため,ブルガリアを中心に香料原料としても栽培される.抽出された精油(ローズ油)は医薬品として矯味矯臭剤とされるほか,ローズオイルの名でアロマセラピーに利用される.蕾は丸ごと乾燥させ,ポプリや花束に用いる.苦味のある基部を取り除いた花弁は,香味料に利用する.

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