熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

バラ科
Rosaceae
カンヒザクラ
Cerasus campanulata (Maxim.) Masam. et S.Suzuki
別名
ヒカンザクラ,サツマザクラ,ヒザクラ
カンヒザクラ
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  • カンヒザクラ
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英名
Taiwan cherry
中国名
鐘花櫻桃
花期
1~3月
生薬名
No Information
薬用部位

成分

ラクトン(coumarin),モノテルペン(linalool)

化学構造式

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  • カンヒザクラ 化学構造式1
  • カンヒザクラ 化学構造式2
産地と分布

沖縄県石垣島(野生化?),台湾,中国南部に分布し,各地で栽培される.

植物解説

落葉小高木.樹高8 m.美玖は直立する.樹皮は暗紫褐色で横並びの皮目がある.葉は長さ1 cmほどの葉柄があり,葉身は楕円形または長楕円形,浅い細鋸歯があり,長さ8~13 cm,両面無毛.葉柄上部に1対の蜜腺がある.花はふつう葉より先に開き,花序には花が2~3 個付,半開し下を向く.花弁はふつう緋紅色だが,紅色から白色まで変異がある.果実は赤色.

薬効と用途

沖縄では本種の生葉,サンショウ・シダレヤナギ・スギ(いずれも利用部位不明)を各5 g,つき潰して得た青汁を下痢,皮膚炎,魚の中毒,きのこ中毒に服用するという療法がある.
緋紅色の濃い花を咲かせ,よく目立ち美しい.寒さに弱いため関東以南で植栽される.

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