熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

シソ科
Lamiaceae
ウォールジャーマンダー
Teucrium chamaedrys L.
別名
ジャーマンダー
ウォールジャーマンダー
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  • ウォールジャーマンダー
英名
wall germander
中国名
歐洲苦草
花期
5~6月
生薬名
No Information
薬用部位

成分

セスキテルペン(α-cadinene, α-murrolene, α-calacorene)

化学構造式

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  • ウォールジャーマンダー 化学構造式1
  • ウォールジャーマンダー 化学構造式2
  • ウォールジャーマンダー 化学構造式3
産地と分布

ヨーロッパ,西アジア,アフリカ北部原産で,各地で栽培される.

植物解説

落葉小低木.樹高30~50 cm.茎は四角形で,若いときは綿毛に覆われる.葉は楕円形~楕円状倒卵形,長さ1~2 cm,しばしばまばらな鋸歯を付ける.花は節に2個ずつ付き,花冠は淡紅色,長さ0.7 cmほど,下唇の中央裂片が大きい.

薬効と用途

葉は利尿,殺菌,消炎作用を目的にハーブティーとして利用する.発汗を促す作用もある.浸出液は痛風やリウマチに利用する.一方で,長期の使用により肝障害が起こるおそれがある.
ワインに花付きの枝を少量入れたり,ベルガモット酒に葉を加えたりて消化を促進させ,風味を楽しむ.花はサラダに散らしてもよい.密生して育ち,花もかわいいため敷石の間やロックガーデンに植栽される.

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