熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

タデ科
Polygonaceae
ミチヤナギ
Polygonum aviculare L. subsp. aviculare
別名
ニワヤナギ,オオミチヤナギ,オオニワヤナギ
ミチヤナギ
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  • ミチヤナギ
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英名
common knotgrass, prostrate knotweed, birdweed, pigweed, lowgrass
中国名
萹蓄
花期
5~10月
生薬名
萹蓄(ヘンチク)
薬用部位
全草
成分
フラボノイド(avicularin, quercetin, rutin)
化学構造式

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  • ミチヤナギ 化学構造式1
  • ミチヤナギ 化学構造式2
  • ミチヤナギ 化学構造式3
産地と分布
北海道~沖縄,および北半球の温帯に広く分布し,道端や荒れ地に生える.
植物解説
一年草.草丈10~40 cm.茎はやや直立するか,基部は斜上または地を這い,下部で分枝する.葉は線状長楕円形~卵形,主茎に付くものは長さ2~5 cm,幅5~20 mm.花は中部以上の葉腋に2~7個束生する.痩果は萼より短いか同長,3稜のある卵形で,長さ2.1~3.5 mm.
薬効と用途
止瀉,利尿,駆虫作用などがあり,膀胱炎,排尿障害,回虫症,蟯虫症,下痢などに用いる.毒虫に刺されたときは茎葉のしぼり汁を塗布する.あせもには茎葉を浴湯料とする.

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