ハナヤスリ科
Ophioglossaceae
ヒロハハナヤスリ
Ophioglossum vulgatum L.
- 別名
- オオハナヤスリ,ハルハナヤスリ,エゾノハナヤスリ

- 英名
- adder's-tongue, southern adder's-tongue, adder's-tongue fern
- 中国名
- 瓶爾小草
- 花期
- 花は付けない
- 生薬名
- No Information
- 薬用部位
根茎
- 成分
フラボノイド(quercetin-3-O-[(6-caffeoyl)-β-glucopyranosyl (1→3) α-rhamnopyranoside]-7-O-α-rhamnopyranoside, kaempferol-3-O-[(6-caffeoyl)-β -glucopyranosyl (1→3) α-rhamnopyranoside]-7-O-α-rhamnopyranoside, quercetin-3-O-methylether)
- 産地と分布
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北海道~種子島,およびロシア極東,朝鮮,中国,ヨーロッパ,北米南部,アフリカ(?)に分布し,日当たりの良い山地や草地に生える.
- 植物解説
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多年草.直立した根茎の先に葉を付け,共通柄の先が栄養葉(胞子嚢を付けない広い葉)と胞子葉(胞子嚢を付けた棒状の葉)に分かれる.栄養葉の葉身は長さ約4~11cm,幅約2~5 cm.胞子葉は長さ30 cmになることもある.根に不定芽を付け増えるため,群生することが多い.春植物であり,4月頃に地上部を生じ,夏には枯れてしまう.
- 薬効と用途
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ナイジェリアでは肺,気管支,心臓などの疾患に利用し,粉末は潰瘍性のただれ,傷に外用する.
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