熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

カヤツリグサ科
Cyperaceae
マネキシンジュガヤ
Scleria rugosa R.Br. var. onoei (Franch. et Sav.) Yonek.
マネキシンジュガヤ
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  • マネキシンジュガヤ
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英名
No Information
中国名
垂序珍珠茅
花期
7~10月
生薬名
薬用部位
成分
産地と分布
本州~沖縄,および朝鮮半島南部に分布し,湿地に生える.
植物解説
一年草.草丈10~30 cm.叢生する.茎は軟らかく,ほとんど無毛.葉は幅約2 mm,先端は短く尖る.葉鞘に翼が無く,節間より短い.苞は葉状.2~3個の分花序からなる.小穂は雄花と雌花がある.鱗片は狭卵形,鋭頭.痩果は球形,幅1.5~2 mm,灰白色で光沢があり,不規則な格子紋がある.痩果の基盤は浅く3裂し,鈍頭.柱頭は3岐する.
薬効と用途
目立たない小形の一年草.熊本県では少なくとも1931年以降確認情報がなく,2024年改訂の熊本県レッドリストでは絶滅種とされたが,その年の秋に再発見された.

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