熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

チャセンシダ科
Aspleniaceae
シマオオタニワタリ
Asplenium nidus L.
シマオオタニワタリ
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  • シマオオタニワタリ
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  • シマオオタニワタリ
  • シマオオタニワタリ
英名
bird's-nest fern, nest fern
中国名
巢蕨,臺灣山蘇花
花期
花は付けない
生薬名
No Information
薬用部位

成分

フラボノイド(quercetin 7-O -rutinoside, kaempferol 3-O-rutinoside, myricetin 3-O-rhamnoside)

化学構造式

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  • シマオオタニワタリ 化学構造式1
  • シマオオタニワタリ 化学構造式2
  • シマオオタニワタリ 化学構造式3
産地と分布

琉球列島(種子島~沖縄島・久米島),および旧世界の熱帯~亜熱帯に分布し,樹上や岩上に着生する.

植物解説

オオタニワタリ(A. antiquum)と非常によく似ているが,胞子嚢群の先端が葉縁と中肋の中間を越えて付かないことで見分けられる.一方,琉球列島南部に見られるヤエヤマオオタニワタリ(A. nidus)を含め,本種とは形態的に区別がつかない種が多く存在していることがわかっている.

薬効と用途

オオタニワタリと同様に,食用や鑑賞用にされることがある.マレーシアでは出産時の陣痛緩和に利用される.

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