カヤツリグサ科
Cyperaceae
ミスミイ
Eleocharis acutangula (Roxb.) Schult.

- 英名
- acute spikerush
- 中国名
- 銳稜荸薺,空心秆荸薺,桃園藺
- 花期
- 7~10月
- 生薬名
- 薬用部位
- 成分
- 産地と分布
- 本州,四国,九州のそれぞれ一部,および台湾,中国南部,アジア熱帯域,オーストラリア北部,アフリカ,北米南部,南米に分布し,溜池や水田の湿地に生えます.
- 植物解説
- 多年草.有花茎30~80 cm,三稜形.やや叢生し,軟らかい匍匐根茎を出す.小穂は円柱形,長さ2~4 cm,鈍頭.痩果は倒卵形,長さ2 mm,表面に格子状の模様がある.刺針状花被片は6本,痩果より長く,まばらに下向きの剛毛を付ける.柱頭は3岐する.
- 薬効と用途
- 世界に広く分布するが,薬用になるとの文献は見出せていない.花茎の先端に小穂を付けることはクログワイやイヌクログワイに似ているが,茎が三角形になることで見分けられる.日本では西日本を中心にいくつかの府県で記録があるが,多くの県ですでに絶滅とされている.
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