熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

ウコギ科
Araliaceae
キヅタ
Hedera rhombea (Miq.) Bean
別名
フユヅタ
キヅタ
英名
Japanese ivy, songak
中国名
菱葉常春藤
花期
11~12月
生薬名
常春藤(ジョウシュントウ)
薬用部位

成分

サポニン(kizutasaponin K7, kizutasaponin K6),フラボノイド(nicotiflorin)

化学構造式

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  • キヅタ 化学構造式1
  • キヅタ 化学構造式2
  • キヅタ 化学構造式3
産地と分布

本州~沖縄,および台湾,朝鮮,中国に分布し,山野に生える.

植物解説

つる性常緑樹.茎は伸長し,多数分枝して気根を出して他の植物や岩に這い上がる.葉は互生,厚く硬質で光沢があり,長さ3~6 cm,掌状に3~5裂する.枝先の球形の散形花序に多数の黄褐色の花を付ける.

薬効と用途

寄生性皮膚病,腫れ物などに生の葉をすり潰して塗布する.発汗を目的に葉を煎じて服用する.
コンクリート壁面の被覆,グランドカバーとして植栽される.

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