熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

ブナ科
Fagaceae
マテバシイ
Lithocarpus edulis (Makino) Nakai
別名
マテバガシ,マテガシ,マタジイ,サツマジイ,アオジイ,トウジイ
マテバシイ
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  • マテバシイ
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英名
Japanese stone oak
中国名
No Information
花期
5~6月
生薬名
薬用部位
成分
産地と分布

本州~沖縄に分布し,各地で植栽される.

植物解説

常緑高木.樹高15 m.樹皮は灰黒色,縦に白い条がある.葉は互生するが,枝先に集まる傾向があり,長さ12.5 cmの柄があり,厚い革質,葉身は倒披針状長楕円形,長さ926 cm,短い鋭尖頭または鈍形,基部はくさび形,全縁.雄花序は新枝の葉腋に数個付いて斜上し,長さ59 cm.雌花序は新枝の上部の葉腋から出て斜上し,長さ59 cm13花を付ける.果実は翌年の秋に熟し,長楕円形または狭卵形,殻斗は椀状.

薬効と用途

果実(どんぐり)には渋味が少なく生食できるが,軽く炒れば香ばしいおやつになるほか,豆腐や酒が造られる.薪炭材,庭木,防風林,建材として広く栽培される.熊本市では浜線バイパスの田井島交差点より南に街路樹として植栽されている.

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