カヤツリグサ科
Cyperaceae
トラノハナヒゲ
Rhynchospora brownii Roem. et Schult.

- 英名
- grassy beak-sedge
- 中国名
- 白喙刺子莞
- 花期
- 6~10月
- 生薬名
- 薬用部位
- 成分
- 産地と分布
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本州中部地方~南西地方,および台湾,中国南部,インドシナ,インド,マレーシア,アフリカ,その他旧世界の熱帯,亜熱帯地域に分布し,海岸近くの日当たりの良い湿地に生える.
- 植物解説
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多年草.草丈50~100 cm.葉は幅2~3 mm.分花序は2~3個が多少離れて付き,密に枝分かれした複散房状,多数の小穂を付ける.小穂は楕円形,長さ4~5 mm,濃褐色.鱗片は卵形,長さ2.5~4.5 mm,濃褐色,鋭尖でやや長い芒をもつ.痩果は倒卵形,長さ約2 mm,表面に横紋状の模様がある.刺針状花被片は6~7本,痩果と同長またはやや長い.
- 薬効と用途
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特に利用されることはないが,生育する多くの県で絶滅が危惧されている.和名は,同属のイヌノハナヒゲに対し,本種の方が植物体が大きいことに由来する.
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