ゴマノハグサ科
Scrophulariaceae
ゲンジン
Scrophularia ningpoensis Hemsl.
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- 英名
- Ningpo figwort, Chinese figwort
- 中国名
- 玄参
- 花期
- 7~8月
- 生薬名
- 玄参(ゲンジン)
- 薬用部位
根
- 産地と分布
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中国に分布し,山地の渓辺,林内,草地などに生える.
- 植物解説
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多年草.草丈は2 mほどになる.根は肥大し,円柱形で下部は分枝する.茎は直立し,四稜形で溝がある.葉は下部で対生,上部で互生し,卵形か卵状楕円形で,長さ7~20 cm,鋭尖で細鋸葉縁.茎の頂に暗紫色の左右相称花を散形花序にまばらに付ける.
- 薬効と用途
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清熱,解毒,消炎,除煩(胸に熱感があり気分が落ち着かない様を治す)作用があり,熱病による口渇や煩躁,不眠症,自汗,鼻炎,便秘などに用いる.咽喉腫痛には煎液でうがいする.腫れ物にはつき潰して汁を外用する.漢方処方では加味温胆湯,清熱補気湯などに配合される.
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