熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

シソ科
Lamiaceae
レモンバーム
Melissa officinalis L.
別名
セイヨウヤマハッカ,メリッサソウ, バルム, バルサン,ビーバーム
レモンバーム
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  • レモンバーム
  • レモンバーム
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  • レモンバーム
英名
lemon balm
中国名
香蜂花
花期
6~7月
生薬名
レモンバーム
薬用部位

成分

モノテルペン(citronellal, isogeraniol, geraniolacetate),セスキテルペン(caryophyllene oxide

化学構造式

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  • レモンバーム 化学構造式1
  • レモンバーム 化学構造式2
  • レモンバーム 化学構造式3
産地と分布

南ヨーロッパ原産で,各地で栽培される.

植物解説

多年草.草丈60 cm.葉は対生し,有柄で歯牙縁,広卵形で長さ8 cm,有毛でレモンの香りが強い.白い花を輪散花序に付ける.萼は鐘形で,花冠とともに先が2唇に分かれる.

薬効と用途

発汗(カゼ予防),消化促進にハーブティーを飲む.

初夏に咲く白い花をミツバチが好むため,ビーバーム,メリッサ(ギリシャ語でミツバチ)とも呼ばれる.レモンの香りは乾燥すると薄れるため,香りを楽しむには生の葉に熱湯を注いで飲む.

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