熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

バラ科
Rosaceae
ユキヤナギ
Spiraea thunbergii Siebold ex Blume
別名
コゴメバナ
ユキヤナギ
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  • ユキヤナギ
  • ユキヤナギ
英名
Thunberg spiraea, Thunberg's meadowsweet
中国名
珍珠繡線菊
花期
春~夏
生薬名
No Information
薬用部位

成分

No Information

産地と分布

関東地方~九州(野外逸出?),および中国に分布し,川岸の岩場や低山地の岩場に生える.

植物解説

落葉低木.樹高12 m.枝は細く,弓なりになる.葉は線状披針形,長さ24 cm,幅38 mm,頂端部に鋭鋸歯がある.前年枝に27個の花をもつ散形状散房花序を付け,基部に少数の苞を付ける.果実は袋果で,長さ33.5 mm,種子は狭紡錘形で長さ2 mm

薬効と用途

咽喉の腫れや痛みには,ミゾカクシの全草,スイカズラの花と煎じ,砂糖を適量加えて朝夕の食事前に服用する.中国での利用法である.

観賞用として庭園などで栽培される.切り花として生産され,古くから生け花の材料にされる.いくつかの園芸品種もある.耐暑性,耐寒性があり,成長力も強いため様々な場所でも生育する.

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