熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

アカネ科
Rubiaceae
フタバムグラ
Oldenlandia brachypoda DC.
別名
ナガエフタバムグラ
フタバムグラ
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  • フタバムグラ
  • フタバムグラ
英名
No Information
中国名
定經草,白花蛇舌草
花期
夏~秋
生薬名
白花蛇舌草(ビャッカジャゼツソウ,ハッカジャセツソウ)
薬用部位

全草

成分

イリドイド(speruloside, geniposide, daphylloside

化学構造式

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  • フタバムグラ 化学構造式1
  • フタバムグラ 化学構造式2
  • フタバムグラ 化学構造式3
産地と分布

本州~沖縄,および台湾,朝鮮,中国,熱帯アジアに分布し,畑地や湿地に生える.

植物解説

一年草.草丈1020 cm.茎は基部から分枝して斜上し,細く無毛.葉は対生し,線形か広線形で微芒があり尖頭,全縁でややざらつく.基部は細くほとんど無毛.白色で帯微紅紫色のろうと状の小さな花を12個付ける.

薬効と用途

消炎,解毒,利水作用があり,喘息,扁桃腺炎,咽喉腫痛,黄疸,出来物,毒蛇の咬み傷などに用いる.煎液を服用するか,つき潰して汁を患部に塗布する.

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