アカネ科
Rubiaceae
コバンムグラ
Exallage chrysotricha (Palib.) Neupane et N.Wikstr.
00:00 / 00:00

- 英名
- No Information
- 中国名
- 金毛耳草,石打穿
- 花期
- 6~9月
- 生薬名
- 黄毛耳草(オウモウジソウ)
- 薬用部位
全草
- 産地と分布
-
高知県,長崎県,熊本県,および韓国南西部,中国中南部に分布し,山地の路傍に生える.
- 植物解説
-
多年草.茎は地面をはい,長さ30~60 cm,開出毛が密生する.葉は長さ1~2.5 cm,幅0.5~1.5 cm,楕円形で鋭尖.葉柄も開出毛が密生する.葉腋に1~3個の淡青色の花を付ける.さく果は球形で,萼裂片が宿存し,径2.5~3 mm.
- 薬効と用途
-
黄疸,水腫,痢疾などに用いる.腫瘍,捻挫にはつき潰して患部に外用する.中国で薬用にされる.
日本では生育地が少なく,絶滅が危惧される.熊本県では数か所で標本が採集されているが,現在確認できるのは山鹿市の一か所だけである.
参考文献についてお知りになりたい方はお問い合わせください。