イネ科
Poaceae
クマザサ
Sasa veitchii (Carrière) Rehder var. veitchii
- 別名
- フシゲクマザサ,ヘリトリザサ,ヤキバザサ
00:00 / 00:00

- 英名
- kuma bamboo grass, Nagasa bamboo
- 中国名
- No Information
- 花期
- 不明
- 生薬名
- 隈笹(クマザサ)
- 薬用部位
葉
- 成分
フラボノリグナン(tricin 4’-O-(threo-b-guaiacylglyceryl) ether, tricin 4’-O-[threo-b-guaiacyl-(9’’-O-p-coumaroyl) glyceryl] ether)これは化合物8,フラボノイド(tricin)
- 産地と分布
-
京都府に自生があるとされるが,各地で野生化しており原産地は不明ともされる.
- 植物解説
-
高さ1~1.5 m,径3 mm.稈は各節から分枝し,2年目は倒伏する.稈鞘は開出長毛を密生する.葉は長さ25 cm,幅5 cm,両面無毛で冬季には縁が白く隈取る.葉鞘は無毛.
- 薬効と用途
-
健胃,胃もたれ時に新鮮な葉20~30 gの青汁を飲む.胃炎,口内炎,口臭には同様に青汁を飲むか,乾燥した葉をフライパンで焙じてお茶代わりに飲む.ササには防腐作用があるため食品の包装に利用されてきた.白く隈取った葉が美しく庭園に植栽される.
参考文献についてお知りになりたい方はお問い合わせください。