キキョウ科
Campanulaceae
ヤツシロソウ
Campanula glomerata L. subsp. speciosa (Spreng.) Domin
- 英名
- No Information
- 中国名
- 聚花風鈴草
- 花期
- 6~7月
- 生薬名
- 聚花風鈴草(シュウカフウレイソウ)
- 薬用部位
全草
- 成分
No Information
- 産地と分布
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熊本県,大分県,および朝鮮,中国(吉林省,黒竜江省,遼寧省東部,内モンゴル北東部),シベリア東部
Subsp. Glomerataは新疆,subsp. Daqingshanicaは内モンゴル南西部
- 植物解説
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多年草.草丈40~80 cm.全体に粗い毛がある.茎葉は広披針形または狭卵形で先は次第に尖り,不ぞろいの細かい鋸歯があり,上部の物は無柄,下部の物は柄に翼がある.茎の頂部または上部の葉腋に10個内外の花がやや頭状に集まる.
- 薬効と用途
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咽喉炎,頭痛に用いる.中国で薬用にされる.
国内では阿蘇くじゅう地方にのみ生育する.かつて八代を通して中央に献上されたため八代草の和名がある.観賞用に栽培されることもあるが,熊本県の条例で「指定希少野生動植物」に指定されているため,野生のものを採取することは禁止されている.
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