熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

クワ科
Moraceae
ロソウ
Morus alba L. var. multicaulis (Perr.) Loudon
別名
ログワ
ロソウ
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  • ロソウ
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英名
No Information
中国名
魯桑
花期
3~4月
生薬名
桑白皮(ソウハクヒ)
薬用部位

根皮

成分

根皮にトリテルペン(betulinic acid),フラボノイド(kuwanon T),アリルベンゾフラン(moracin O)

化学構造式

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  • ロソウ 化学構造式1
  • ロソウ 化学構造式2
  • ロソウ 化学構造式3
産地と分布

養蚕用に栽培されるマグワの変種.

植物解説

養蚕用に栽培されるマグワの変種.マグワよりも葉が厚く光沢があり,樹皮が白いとされる.

薬効と用途

母種のマグワと同じように利用することができる.根皮は鎮咳,解熱作用があり,気管支炎,喘息などの咳に用いる.ただし,本種は日本薬局方の生薬桑白皮の基原ではない.

養蚕用として栽培され,マグワよりも寒さに弱いが干ばつや萎縮病に強い.暖地に栽培適地が多い.当園で栽培している品種‘雲竜’は茎が屈折し,生け花材料に利用される.

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