熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

キク科
Asteraceae
ナカガワノギク
Chrysanthemum yoshinaganthum Makino ex Kitam.
ナカガワノギク
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  • ナカガワノギク
  • ナカガワノギク
英名
No Infomation
中国名
No Infomation
花期
11~12月
生薬名
No Infomation
薬用部位

頭花

成分

モノテルペン(myrtenol, cineole),セスキテルペン(germacrene D)

化学構造式

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  • ナカガワノギク 化学構造式1
  • ナカガワノギク 化学構造式2
  • ナカガワノギク 化学構造式3
産地と分布

徳島県那賀川に分布し,河岸のやや乾いた崖に生える.

植物解説

多年草.茎は叢生し,斜上して高さ60 cm内外,多く分枝する.葉はやや厚く,葉身は倒卵状くさび形または倒披針状くさび形で,5~10 mmの柄があり,長さ4~5 cm,幅1.5~2.5 cm,深く3中裂または浅裂し,3脈が目立つ.表面は緑色で密に短毛があり,裏面はT字状毛を密生して灰白色.頭花はやや散房状に付き,径3~4 cm,総苞は長さ9~10 mm,双方片は3裂でほぼ等長,外片は線形,灰白毛がある.舌状花は白色.

薬効と用途

緩下薬,利尿薬,強壮薬とする.

水流の抵抗を少なくするため葉が細くなっているという渓流沿いに生育する植物の特徴を有する.

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