熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

キク科
Asteraceae
シロバナタンポポ
Taraxacum albidum Dahlst.
別名
シロタンポポ
シロバナタンポポ
写真をクリックタップすると、大きいサイズで表示されます。
  • シロバナタンポポ
  • シロバナタンポポ
  • シロバナタンポポ
  • シロバナタンポポ
  • シロバナタンポポ
  • シロバナタンポポ
  • シロバナタンポポ
  • シロバナタンポポ
英名
white dandelion, white Japanese dandelion
中国名
No Information
花期
2~4月
生薬名
①蒲公英(ホコウエイ),②蒲公英根(ホコウエイコン)
薬用部位

①全草,②根,③花,④花茎や根の白い汁

成分

No Information

産地と分布

関東地方~九州に分布し,道端や人家近くに生える.

植物解説

多年草.根は肉質で長く直下する.葉は根生し,ロゼット状で倒披針形か披針形で長さ20~30 cm.羽状に中~深裂する.葉間より長い花茎を出し,茎の頂に白色の舌状花だけからなる頭花を付ける.

薬効と用途

全草は鎮咳,去痰,健胃作用がある.肝臓の疾患,貧血にも用いる.根は健胃,催乳作用がある.乳房の腫れには根5gとスイカズラの蕾(金銀花)の花5gを煎じ1日3回に分けて服用する.花はカゼの発熱に熱湯を注いで服用する.花茎や根の白い汁はイボに直接塗布する.一日何回か繰り返す.

 葉や花,根は食用.タンポポコーヒーは根をみじん切りにし,炒ったものを煮出す.

参考文献についてお知りになりたい方はお問い合わせください。