熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

ツバキ科
Stemonaceae
ナツツバキ
Stewartia pseudocamellia Maxim.
別名
シャラノキ,サラノキ,シャラ,サルナメ,シャラソウジュ,サラソウジュ
ナツツバキ
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英名
Korean stewartia, Japanese stewartia, deciduous camellia
中国名
No Information
花期
6月
生薬名
薬用部位
成分
産地と分布

本州福島県・新潟県以西~九州に分布し,山中に生える.

植物解説

落葉高木.樹高15 mほどになる.若枝は緑色で褐色を帯び,4~5年枝は灰褐色,10年目くらいから樹皮の剥離が始まる.葉は互生,葉身は羊皮質で,楕円形または長楕円形,長さ4~10 cm,幅2.5~5 cm,先は鋭頭,基部は鈍形.表面は緑色で,裏面は粉白色を帯びる.花は今年枝のやや下方の葉腋から出て上向きに付く.さく果は秋に熟し,球状,普通鋭い5稜がある.

薬効と用途

庭木として植栽される.花は短命な一日花.淡い緑の葉,灰褐色の樹皮も美しく,秋の紅葉も味わいがある.

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