熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

チャセンシダ科
Aspleniaceae
オオタニワタリ
Asplenium antiquum Makino
別名
タニワタリ
オオタニワタリ
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  • オオタニワタリ
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英名
bird’s-nest fern
中国名
大鱗巣蕨,山蘇花
花期
生薬名
薬用部位
成分
産地と分布

伊豆諸島,紀伊半島,四国,九州~沖縄,および中国,台湾に分布し,陰湿な山林内の岩上や樹木に着生する.

植物解説

多年草.根茎は塊状,多数の葉を放射形に出す.葉身は単葉,広披針形,全縁,革質,大きいものでは長さ1 m,幅15 cmに達する.

薬効と用途

観賞用に栽培される.葉が生花の材料に使われる.若芽は山菜として食用にされる.乱獲され,日本各地で減少している.

日本書紀に登場する「御綱柏」はウコギ科のカクレミノとする説が有力であるが,本種を指すとの見解もある.

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