ヤナギ科
Salicaceae
イイギリ
Idesia polycarpa Maxim.

- 英名
- Iigiri tree
- 中国名
- 山桐子
- 花期
- 5月
- 生薬名
- 薬用部位
- 成分
- 産地と分布
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本州~沖縄,および台湾,朝鮮,中国に分布し,山地に生える.
- 植物解説
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落葉高木.樹高15 m以上.樹皮は白っぽい灰褐色.葉は互生.葉柄は長さ6~18 cmで葉身とほぼ同じ,先端に長楕円形の腺体が2個,または若木のものではさらに1~2個ある.葉身は卵心形または三角状心形で,長さ10~20 cm,幅8~20 cm.雌雄異株.円錐花序に多数の花を付ける.液果は球形で径8~10 mm,橙赤色に熟し,多数の種子を入れる.
- 薬効と用途
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葉で飯を包んだため飯桐と名付けられた.初冬,落葉後に多数の果実の房が垂れ下がって付く様子が美しいため,公園や庭に植えられる.材は下駄の原料とされた.宮崎県では正月のナンテン飾りの代わりに飾られる地域がある.
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