熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

シソ科
Lamiaceae
コムラサキ
Callicarpa dichotoma (Lour.) K.Koch
別名
コシキブ
コムラサキ
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  • コムラサキ
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  • コムラサキ
英名
purple beautyberry, early amethyst
中国名
白棠子樹
花期
7月
生薬名
No Information
薬用部位

枝,葉

成分

葉に配糖体(verbascoside),ジテルペン(palustric acid)

化学構造式

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  • コムラサキ 化学構造式1
  • コムラサキ 化学構造式2
産地と分布

本州~沖縄,および朝鮮,中国に分布し,草原や湿地の近くに生える.

植物解説

落葉低木.樹高2 m内外,株立ちする.葉は対生し,倒卵状楕円形で長さ3~7 cm,幅1.5~3 cm,縁は約1/3より情報に数対~十数対の鋸歯がある.花序は葉腋より少し上に付く.

薬効と用途

寄生性皮膚病には生の葉の汁を患部に塗るか,枝葉の煎じ液で患部を洗う.

紫色の果実が多く実り美しいため,観賞用として植栽される.「ムラサキシキブ」の名で庭に植えられているのは,ほとんど本種である.

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