熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

ウコギ科
Araliaceae
コシアブラ
Chengiopanax sciadophylloides (Franch. et Sav.) C.B.Shang et J.Y.Huang
別名
フイリコシアブラ
コシアブラ
英名
No Information
中国名
No Information
花期
8~9月
生薬名
No Information
薬用部位

若葉

成分

フラボノイド(kaempferitrin, antoside, afzelin)

化学構造式

画像をクリックタップすると、大きいサイズで表示されます。

  • コシアブラ 化学構造式1
  • コシアブラ 化学構造式2
  • コシアブラ 化学構造式3
産地と分布

北海道~九州の例温帯林に生える.

植物解説

落葉高木.樹高7~20 m.枝は長楕円形の皮目がある.葉は5枚の小葉からなり,葉柄は長さ10~20 cm.小葉は倒卵形~倒卵状長楕円形,頂小葉がもっとも大きく,長さ10~20 cm,幅4~9 cm.枝先に円錐花序を伸ばし,多数の花を付ける.果実は扁平な球形で,径約4 mm,先に花柱が残存し,黒熟する.

薬効と用途

高血圧症に用いる.健康食としてひたし物にして食べるとよい.新芽は山菜として珍重され,主に天ぷらにして食べられる.含まれる樹脂をこして塗料に使ったことから和名の由来となった.

参考文献についてお知りになりたい方はお問い合わせください。