イワヒバ科
Selaginellaceae
イワヒバ
Selaginella tamariscina (P.Beauv.) Spring
- 別名
- イワマツ

- 英名
- little club moss
- 中国名
- 巻柏,萬年松
- 花期
- 花は付けない
- 生薬名
- 巻柏(カンパク)
- 薬用部位
全草
- 産地と分布
-
北海道南部~沖縄,および台湾,朝鮮,中国,ロシア極東,インド北部,東南アジアに分布し,山地岸壁などに生える.
- 植物解説
-
多年草.草丈20~25 cm.主茎は直立,担根体や根が絡まって仮幹を作る.仮茎先端から放射状に茎を出し,鱗片状の葉を密生する.胞子嚢穂は各小枝に調整し,胞子葉は細かい鋸歯を持つ卵状三角形で先は鋭く尖る.大胞子嚢と小胞子嚢がある.
- 薬効と用途
-
強壮,通経,止血,利尿作用があり,月経痛,脱肛,腹痛,下血などに用いる.
古典園芸植物として江戸時代には既に栽培されていた.現在でも様々な園芸品種があり,色彩や葉の形状が品種により千差万別である.
参考文献についてお知りになりたい方はお問い合わせください。