熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

ヤマノイモ科
Dioscoreaceae
ツクシタチドコロ
Dioscorea asclepiadea Prain et Burkill
ツクシタチドコロ
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  • ツクシタチドコロ
  • ツクシタチドコロ
英名
No Information
中国名
No Information
花期
4~5月
生薬名
薬用部位
成分
産地と分布

九州南部,奄美大島に分布し,平地や山地の林縁に生える.

植物解説

つる性多年草.地下茎は横に這う.茎は下部が立ち,上部はつる状になる.葉は互生し,葉身は三角状披針形で薄いが硬く,基部は心形,先は長く尖り,長さ817 cm,基部は幅47 cmで縁に小突起がある.花被片は黄緑色で,雄花は短い柄があり,完全雄蕊は3個,仮雄蕊は無い.

薬効と用途

よく似たタチドコロと異なり,本種は完全雄蕊が3個,仮雄蕊が無いことで区別できる(タチドコロは仮雄蕊が3個ある).熊本県内ではタチドコロよりも生育量は多いと思われる.

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