ラン科
Orchidaceae
コウキセッコク
Dendrobium nobile Lindl.
- 別名
- ニオイセッコク
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- 英名
- noble dendrobium
- 中国名
- 石斛，金釵石斛
- 花期
- 4月
- 生薬名
- 石斛（セッコク）
- 薬用部位
茎
- 成分
アルカロイド（denfrobine, nobilonine, dendroxine）
- 化学構造式
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- 産地と分布
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中国南部～インドに分布する．
- 植物解説
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多年草．茎は長さ60 cmで叢生する．葉は2列生で長さ7～11 cm，幅1～3 cmで，2年間落葉しない．花茎は葉のある茎または落葉した茎の各節に生じ，2～4花を付ける．花は6～8 cm，ろう質で芳香がある．萼片と側花弁は基部は白色で，先端に向かって淡紅色となる．唇弁は基部が巻き，全体に毛があり，基部が濃褐色で縁は藤色．花形，花色の違いによる変種が多く記載されている．
- 薬効と用途
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解熱，消炎，強壮，健胃作用があり，熱病による口渇，食欲不振，胃腸障害，インポテンツなどに用いる．セッコク属の茎を加工してバネや螺旋形に曲げたものは滋養強壮薬として茶の代わりに飲まれる．
「ノビル系」とよばれるデンドロビウムの基本種である．
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