ラン科
Orchidaceae
デンドロビウム・クリソトキサム
Dendrobium chrysotoxum Lindl.
- 英名
- fried-egg orchid
- 中国名
- 馬鞭石斛
- 花期
- 4~5月
- 生薬名
- 石斛(セッコク)
- 薬用部位
茎
- 成分
フェニルプロパノイド誘導体((+)-syringaresinol),ステロイド(peroxyergosterol),フェノール誘導体(vanillic acid)
- 産地と分布
-
中国南部~インド.
- 植物解説
-
多年草.茎は紡錘形で先端が太く,多肉質で,2~4葉を付ける.葉は卵形~披針形で長さ10~15 cm,幅2.5 cm,先端は尖る.花茎は長さ15~20 cmでアーチ状または下垂し,12~21花を付ける.花は径4~5 cmで黄金色または黄橙色,強い芳香がある.
- 薬効と用途
-
解熱,消炎,強壮,健胃作用があり,熱病による口渇,食欲不振,胃腸障害,インポテンツなどに用いる.セッコク属の茎を加工してバネや螺旋形に曲げたものは滋養強壮薬として茶の代わりに飲まれる.
中国南部からインドに自生し,花に強い芳香がある.
参考文献についてお知りになりたい方はお問い合わせください。