熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

シソ科
Lamiaceae
ロンギコーリスタイム
Thymus longicaulis C.Presl
ロンギコーリスタイム
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  • ロンギコーリスタイム
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英名
Mediterranean creeping thyme
中国名
No Information
花期
4~5月
生薬名
No Information
薬用部位

葉,地上部

成分

モノテルペン(a-phellandrene, a-terpineol, linalool

化学構造式

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  • ロンギコーリスタイム 化学構造式1
  • ロンギコーリスタイム 化学構造式2
  • ロンギコーリスタイム 化学構造式3
産地と分布

地中海東部原産で,各地に栽培される.

植物解説

多年草.茎は這い,カーペット状になる.中部の茎葉は楕円状披針形,長さ(2) 612 (13) mm,幅(1)24.5 (6) cm,先は尖る.花序はふつう頭状,花茎は410 (16)cm.花は薄紫色から紫色.

薬効と用途

タイム属植物から得られた蜂蜜は,ハーブティーの甘味料に利用され,去痰する.外用すると皮膚の腫れを治す.タイムの精油は興奮作用があり,うつ病のほか,カゼ,筋肉痛,呼吸器疾患に利用する.吹き出物用ローション,石鹸,うがい薬にも加える.

長く這うため,グラウンドカバーとして栽培される.

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