熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

シソ科
Lamiaceae
ペニーロイヤルミント
Mentha pulegium L.
別名
メグサハッカ
ペニーロイヤルミント
写真をクリックタップすると、大きいサイズで表示されます。
  • ペニーロイヤルミント
英名
pennyroyal, pennyrile, squaw mint, mosquito plant, pudding grass
中国名
唇萼薄荷
花期
7~9月
生薬名
No Information
薬用部位

全草,葉

成分

モノテルペン((-)-menthone, pulegone, (-)-caryophyllene oxide

化学構造式

画像をクリックタップすると、大きいサイズで表示されます。

  • ペニーロイヤルミント 化学構造式1
  • ペニーロイヤルミント 化学構造式2
  • ペニーロイヤルミント 化学構造式3
産地と分布

ヨーロッパ,西アジア,アフリカ北部に分布する.

植物解説

多年草.草丈1530 cm.茎は斜上する.葉は卵円形~卵形,長さ0.81.3 cm,幅57 mm11.5 cmの輪散花序を付け,花は薄い桃色.

薬効と用途

下痢,疝痛(周期的に起こる内臓痛),熱っぽいカゼ,月経痛に用いる.妊婦は利用しない.イギリスではブラックプディング(材料に血液を加えるソーセージ)に利用する.ヨーロッパではノミよけとして利用され,新鮮な地上部を布にくるんでベッドに入れて利用された.一週間に一度換える.

参考文献についてお知りになりたい方はお問い合わせください。