熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

シソ科
Lamiaceae
セイタカナミキソウ
Scutellaria barbata D.Don
別名
ヤンバルナミキソウ
セイタカナミキソウ
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  • セイタカナミキソウ
  • セイタカナミキソウ
  • セイタカナミキソウ
英名
barbed skullcap
中国名
半枝蓮,向天盞
花期
4~5月
生薬名
半枝蓮(ハンシレン)
薬用部位

全草

成分

フラボノイド(scutellarin B, Isocarthamidin 7-​O-​glucuronide, scutellarein

化学構造式

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  • セイタカナミキソウ 化学構造式1
  • セイタカナミキソウ 化学構造式2
  • セイタカナミキソウ 化学構造式3
産地と分布

台湾,中国,ヒマラヤに分布し,日本では熊本県に帰化しており,湿地に生える.

植物解説

多年草.葉形はヒメナミキに似るが,花が紫色で913 mmと大きく,茎頂に花序を作る.

薬効と用途

尿道炎,血尿疼痛には新鮮な全草を煎じ,砂糖で調えたものを服用する.毒蛇による咬み傷には,生のものをすり潰して得た汁を酒で調え温服し,かすを患部に貼る.そのほか様々な用法があるが,いずれも中国で薬用とされる.

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