ケシ科
Papaveraceae
ジロボウエンゴサク
Corydalis decumbens (Thunb.) Pers.
- 別名
- ヤブエンゴサク

- 英名
- No Information
- 中国名
- 伏莖紫菫,夏天無
- 花期
- 3~4月
- 生薬名
- 夏天無(カテンム)
- 薬用部位
根茎あるいは全草
- 産地と分布
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関東地方から九州,および台湾,中国に分布し,低地の草地に生える.
- 植物解説
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多年草.根出葉は塊茎の頂端に少数付いて,2~3回3出複葉,長い柄がある.花茎は1球から数本ずつ出て長さ10~20 cmとなり,柄のある葉が普通2個付く.花は紅紫色か青紫色.さく果は線形.
- 薬効と用途
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降圧,鎮痛,鎮痙,血流改善作用があり,高血圧,脳腫や脳栓塞による半身不随には新鮮な塊茎を大粒なら4~5個,小粒なら8~9個を毎回つき潰して1日1~3回,米酒や湯で服用する.各種高血圧の治療には粉末を毎回3~4 g服用する.リウマチ性関節炎には粉末を毎回10 g,1日2回服用する.
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