熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

キク科
Asteraceae
チコリー
Cichorium intybus L.
別名
キクニガナ
チコリー
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  • チコリー
  • チコリー
  • チコリー
  • チコリー
英名
common chicory
中国名
菊苣
花期
春~夏
生薬名
①チコリー根(チコリーコン),②菊苣(クキョ)
薬用部位

①根および根茎,②全草

成分

クマリン(aesculetin, aesculin, cichoriin

化学構造式

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  • チコリー 化学構造式1
  • チコリー 化学構造式2
  • チコリー 化学構造式3
産地と分布

地中海沿岸地方の原産で,栽培される.

植物解説

多年草.草丈60100 cm.長くて太い直根があり,茎はまばらに分枝し節ごとに多少曲がり,茎,葉ともに毛がある.葉は楕円形で下方ほど深く羽裂する.青色,白色の頭花を枝上に腋性または頂生する.

薬効と用途

根,全草ともに腎炎,気管支炎,肝臓疾患に用いる.

若葉や花,軟化栽培した葉をサラダで食べる.根を刻んで粉末にしたものはコーヒーの代用にする.

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