オオバコ科
Plantaginaceae
カワヂシャ
Veronica undulata Wall.
- 別名
- カワヂサ，カワジサ
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- 英名
- undulate speedwell
- 中国名
- 水苦賈，芒種草, 水萵苣
- 花期
- 5～6月
- 生薬名
- 水苦賈（スイクバイ）
- 薬用部位
全草
- 成分
イリドイド（aucubin, aucubigenin）
- 化学構造式
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- 産地と分布
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本州～沖縄，および台湾，朝鮮，中国，ヒマラヤに分布し，川岸，溝の縁，水田に生える．
- 植物解説
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二年草．草丈20～60 cm．茎は直立か斜上し，円柱形で淡緑色．葉は長楕円状披針形で先が尖る．葉腋に細長い総状花序を付け，多数の小さな花を開く．果実は球形のさく果．
- 薬効と用途
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利尿，解熱，通経，鎮痛作用があり，カゼ，浮腫，打撲傷，咽喉痛などに用いる．出来物，打撲傷にはつき潰して患部に塗布する．
チシャとはレタスのことで，若葉は食べられる．刺身のツマに若芽の付いた茎が用いられる．
特定外来生物のオオカワヂシャ（Veronica anagallis-aquatica L.）の影響で雑種のホナガカワヂシャを形成している．ホナガカワヂシャは発芽能力のある種子を生産するため，在来種であるカワヂシャの遺伝的撹乱を生じている．
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