ヒルムシロ科
Potamogetonaceae
ヒルムシロ
Potamogeton distinctus A.Benn.

- 英名
- pondweed
- 中国名
- 眼子菜,鴨子草,異匙葉菜
- 花期
- 5~10月
- 生薬名
- 眼子菜(ガンシサイ)
- 薬用部位
全草
- 成分
No Information
- 産地と分布
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北海道~沖縄,および朝鮮,中国,東南アジアに分布し,湖沼や溜池,河川,水路,水田などに生育する.
- 植物解説
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水中に生える多年草.水中茎は水深によって10 cm~3 m,先端または節の部分に殖芽を付ける.沈水葉は明瞭な葉柄があり,葉身は披針形,長さ5~16 cm,幅1~2.5 cm,葉縁には1細胞からなる目立たない鋸歯がある.浅い水中ではしばしば沈水葉を欠く.浮葉は狭長楕円形~楕円形,長さ4~11 cm,幅1.5~4 cm.托葉は長さ3~8.5 cm.花茎は長さ5~9 cm,花穂2~6 cm,やや密花.心皮は1~3.
- 薬効と用途
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魚介類による食あたり,二日酔いに用いる.やけどには生の全草をすり潰し,醤油を少量加えて粘液状にしたものを患部に貼る.15世紀に中国で出版された『救荒本草』には,よく煮て食べられると記されている.
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