熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

ホシクサ科
Eriocaulaceae
オオホシクサ
Eriocaulon buergerianum Körn.
オオホシクサ
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  • オオホシクサ
  • オオホシクサ
  • オオホシクサ
  • オオホシクサ
英名
No Information
中国名
連萼穀精草、穀精草
花期
生薬名
穀精草(コクセイソウ)
薬用部位

頭花を付けた花茎

成分

フラボノイド(hispidulin),キサントン類(1,3,6-trihydroxy-2,5,7-trimethoxyxanthone),ナフトピラノン類((R)-semivioxanthin)

化学構造式

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  • オオホシクサ 化学構造式1
  • オオホシクサ 化学構造式2
  • オオホシクサ 化学構造式3
産地と分布

本州~沖縄,および台湾,朝鮮,中国に分布し,湿地に生える

植物解説

一年草.葉は披針状線形,基部の幅5~8 mm,長さ8~20 cm.花茎は高さ15~30 cmで頂に半球茎で径3~6 mmの頭状花序を付ける.花床は有毛,雄花,雌花の花苞および萼の背面の先端部に白色の短毛があることが特徴で,九州には本種に似た近縁種は無い.

薬効と用途

目のかすみ,頭痛,歯痛,喉の腫れなどに用いる.夜間の視力減退,発熱によってよく見えなくなる症状にはカモの肝とともに煎じて服用する.

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