ヒガンバナ科
Amaryllidaceae
ナツズイセン
Lycoris x squamigera Maxim.

- 英名
- resurrection lily, surprise lily
- 中国名
- 鹿蔥
- 花期
- 8~9月
- 生薬名
- 鹿蔥(ロクソウ)
- 薬用部位
鱗茎
- 産地と分布
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中国原産で,日本では観賞用に栽培されたものが時に逸出して野生化している.
- 植物解説
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多年草.草丈50~70 cm.地中に大きなラッキョウ状の鱗茎がある.葉は初め淡緑色,のちに白緑色,線形,夏に枯死する.高さ60 cmの花茎を出し,淡紅紫色の花を数個付ける.結実しない.
- 薬効と用途
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関節炎,乳腺炎,腰痛には秋に鱗茎をとり,皮を剥いで水洗いし,すりおろしたものに小麦粉を少し加え,軟膏状にして患部に貼る.1日2~3回交換する.日本に自生しないLycoris longitubaとL. sprengeriの雑種であると推定されている.
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