セリ科
Apiaceae
ツボクサ
Centella asiatica (L.) Urb.
- 別名
- アツバツボクサ,オガサワラツボクサ,チヂミツボクサ,ゴツコラ
- 英名
- centella, Asiatic pennywort, Gotu kola
- 中国名
- 積雪草,雷公根
- 花期
- 6~8月
- 生薬名
- 積雪草(セキセツソウ)
- 薬用部位
全草
- 産地と分布
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本州関東地方南部~新潟県以西,四国,九州,沖縄,および台湾,中国,朝鮮,東南アジア,オーストラリア,アフリカ,コーカサスに分布し,平地の路傍や草地に生える.
- 植物解説
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多年草.茎は細長く匍匐し,節からひげ根を出す.葉は長柄を持ち,3~4枚集合し,円状腎臓形で円頭,基部は心形.葉腋に2~3花からなる小さな花序を出し,花弁は紫色.
- 薬効と用途
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湿疹には煎液で患部を洗う.発熱には煎液を服用する.マレーシアなど南方では下痢に用いられるほか,揉んで傷やただれに外用される.
インドなどでは脳の強壮剤,精神異常,記憶力の向上などに利用される.近年日本でもそれらの効能が注目されている.
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