熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース

サクラソウ科
Primulaceae
サクラソウ
Primula sieboldii E.Morren
サクラソウ
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英名
Japanese primrose, Siebold’s primrose
中国名
桜草
花期
3~4月
生薬名
桜草根(オウソウコン)
薬用部位

根と根茎

成分

サポニン(sakuraso-saponin

化学構造式

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  • サクラソウ 化学構造式1
産地と分布

北海道南部,本州,九州,および朝鮮,中国,ダフリア,アムール,ウスリー,ウダに分布し,原野や低湿地に生える.

植物解説

多年草.根茎は短く匍匐する.葉は根元に集まり,長柄で卵形から卵状広楕円形,長さ4~10 cm,鈍頭で,縁に浅い欠刻と不正歯牙がある.葉間から高さ15~40 cmの花茎を直立し,淡紅色花を7~20個散形上に付ける.

薬効と用途

利尿,去痰作用がある.含有サポニンには溶血作用があるため連用には気を付ける.

埼玉から東京に流れる荒川の下流の原野にはかつて大群生地があり,ここから株を掘り取って栽培,種子播きを繰り返すうちに多数の園芸品種が生まれた.現在300もの園芸品種がある.

熊本県では阿蘇地方に分布し,盗掘を防ぐために県の条例で「指定希少野生動植物」になっている.