熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

セリ科
Apiaceae
ヒュウガセンキュウ
Angelica minamitanii T.Yamaz.
ヒュウガセンキュウ
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  • ヒュウガセンキュウ
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英名
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中国名
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花期
夏~秋
生薬名
薬用部位
成分
産地と分布

長野県,富山県,広島県,高知県,宮崎県,熊本県に分布し,低山地のやや湿ったところに生える.

植物解説

多年草.草丈100~200 cm.茎は直立し,上部で枝を分ける.葉は2~3回3出羽状複葉,無毛,小葉は卵形から菱状長卵形,鋸歯はやや大きくまれに不揃いに切れ込む.葉は下方へ弓上に曲がる.花序は多くの花柄を出し,花弁は黄色.分果は楕円形で扁平.

薬効と用途

熊本県球磨郡多良木町槻木では「オビ」という方言で呼ばれ,かつて牛馬のエサとして重宝されていた.本種の日本唯一の方言,および有用植物としての用途かもしれない.宮崎県で最初に「発見」され、2001年に発表された.その後長野県,富山県,広島県,熊本県で見つかった.

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