ツゲ科
Buxaceae
ツゲ
Buxus microphylla Siebold et Zucc. var. japonica (Müll.Arg. ex Miq.) Rehder et E.H.Wilson
- 別名
- アサマツゲ,コツゲ
- 英名
- Japanese boxwood
- 中国名
- 日本黄楊
- 花期
- 3月
- 生薬名
- 薬用部位
- 成分
- 産地と分布
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本州関東以西,四国,九州に分布し,暖地の山地,特に石灰岩地帯に生える.
- 植物解説
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常緑小高木.樹高1~3 m.幹は直立,葉は対生,楕円形~倒卵円形.先頭は丸く,基部は鈍い楔形,全縁で縁は狭く裏面に曲がり,革質.淡黄色の小さい花を枝先や葉腋に群生し,周囲には雄花が集まり,中央に1個の雌花がある.さく果は秋に緑褐色に熟し,楕円形か球形.
- 薬効と用途
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材は黄味を帯びて美しく,緻密で硬く狂いが少ない.櫛,印材,ブローチ,彫刻,そろばん玉,将棋の駒,数珠などの原料となる.生垣に植えられる「ツゲ」は変種のヒメツゲ,もしくはモチノキ科のイヌツゲである.
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