熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

サクラソウ科
Primulaceae
ルリハコベ
Lysimachia arvensis (L.) U.Manns et Anderb. var. caerulea (L.) Ryrland et Bergmeier
ルリハコベ
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  • ルリハコベ
英名
blue-scarlet pimpernel
中国名
琉璃繁縷
花期
3~5月
生薬名
No Information
薬用部位

全草

成分

サポニン(arvenin I, II),トリテルペン(cucurbitacin類)

化学構造式

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  • ルリハコベ 化学構造式1
  • ルリハコベ 化学構造式2
  • ルリハコベ 化学構造式3
産地と分布

関東地方以西,四国,九州,および全世界の熱帯や亜熱帯,ヨーロッパなどに広く分布し,海岸近くに生える.

植物解説

一年草.草丈10~50 cm.茎は4稜があり,よく分枝し斜上する.葉は対生または3~4輪生,通常3~5脈がある.葉腋に長さ2~3 cmの細い柄を持った花を付ける.

薬効と用途

蛇や犬の咬み傷,鶴膝風(足がやせ細り歩行困難になる症状)などに用いる.台湾で薬用にされる.

 青い花が美しく,ヨーロッパでは広場で栽培されることがある.

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