フトモモ科
Myrtaceae
ユーカリ
Eucalyptus globula Labill
- 別名
- ユーカリノキ
- 英名
- Tasmanian bluegum, southern blue-gum
- 中国名
- 藍桉
- 花期
- 5~6月
- 生薬名
- ①ユーカリ葉(ユーカリヨウ),桉葉(アンヨウ),②ユーカリ油(ユーカリユ)
- 薬用部位
①葉,②葉を水蒸気蒸留して得た精油
- 産地と分布
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オーストラリア原産.
- 植物解説
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常緑高木.樹高100 mに達する.幹は平滑で,老樹では樹皮が剥がれやすい.葉は通常対生し,革質で粉白色.披針形か鎌状披針形.長さ12~30 cm,油点が散在し,樟脳様の芳香がある.葉腋に白色の花を1~3個付け,直径約4 cm.さく果は杯状で固い.
- 薬効と用途
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葉はカゼ,下痢,関節痛,腸炎,火傷,できもの,湿疹などに服用,または煎液で患部を洗う.ユーカリ油はリウマチ,神経痛,皮膚病などに外用され,尿道炎,慢性気管支炎などに服用する.また,防腐剤,防虫剤,化粧品の香料,蚊の忌避剤用クリームとして利用される.
庭園樹,街路樹として世界各地で栽培される.
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