熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

ムクロジ科
Sapindaceae
メグスリノキ
Acer maximowiczianum Miq.
別名
チョウジャノキ
メグスリノキ
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  • メグスリノキ
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英名
Nikko maple
中国名
毛果槭
花期
5月
生薬名
目薬の木(メグスリノキ)
薬用部位

樹皮および小枝

成分

ジアリルヘプタノイド(aceroside類, (-)-centrolobol)

化学構造式

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  • メグスリノキ 化学構造式1
  • メグスリノキ 化学構造式2
  • メグスリノキ 化学構造式3
産地と分布

日本特産で,東北南部から四国,九州に分布し,湿気のある谷間,山の中腹などの緩傾斜地に生え,ときに植栽される.

植物解説

落葉高木.樹高10~15 m.幹は直立し,多数分枝する.葉は対生し,3出複葉で小葉は楕円形,長さ5~12 cm,まばらな鈍鋸歯縁,またはやや全縁.下面脈状に灰白色の開出軟毛が密生する.若葉とともに枝頭の葉腋に白色花が3個ずつ付く.

薬効と用途

目薬として煎液で目を洗うほか,目の薬として内服する.肝臓疾患にも用いる.紅葉が美しく,庭園樹としても植栽される.

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