アヤメ科
Iridaceae
ヒオウギアヤメ
Iris setosa Pall. ex Link

- 英名
- bristle-pointed iris
- 中国名
- 山鳶尾
- 花期
- 4~5月
- 生薬名
- 山鳶尾(サンエンビ)
- 薬用部位
根茎
- 成分
No Information
- 産地と分布
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北海道,本州中部地方以北,千島,朝鮮,中国東北部,シベリア東部,カナダ,アラスカ,アリューシャン列島,アメリカ北東部に分布し,海岸の湿原に分布する.
- 植物解説
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多年草.草丈30~70 cm.葉は剣状で中肋は隆起せず,幅1~2 cm.花は紫色,径8 cmくらいで,普通3~7花を付ける.外花被片は倒卵形,基部には淡色地に紫色の脈がある.内花被片は小さい披針形で,長さ約1.5 cmで直立する.
- 薬効と用途
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解毒,鎮痛作用があり,できもの,歯痛に服用もしくは外用する.中国で薬用にされる.
観賞用に栽培される.産地により変異が多く,花色も白や桃色などがある.和名は葉や茎の様子がヒオウギに,花がアヤメに似ることから名づけられた.
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