ドクダミ科
Saururaceae
ハンゲショウ
Saururus chinensis (Lour.) Baill.
- 別名
- カタシログサ
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- 英名
- lizard’s tail
- 中国名
- 三白草
- 花期
- 6~7月
- 生薬名
- 三白草(サンパクソウ)
- 薬用部位
全草
- 産地と分布
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本州から沖縄,および朝鮮,中国,フィリピンに分布し,水辺に生える.
- 植物解説
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多年草.草丈50~100 cm.根茎は泥中を横走する.茎は直立する.葉は耳状心臓形で先は尖り,5~7本の脈があり淡緑色.夏至から11日目の7月2日ごろの「半夏生」の時期に白い葉を付ける.葉が穂状花序に密に白い小さな花を付ける.花穂ははじめ下垂しているが開花とともに直立する.全体に臭気がある.
- 薬効と用途
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利尿,解毒,解熱作用があり,小便不利,むくみ,脚気,黄疸などに用いる.出来物,腫れ物には煎液で患部を洗う.生の葉に食塩を少し加えつき砕いたものを当ててもよい.
葉の緑と白の対比が美しく,稀に観賞用として植栽される.
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